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【ナースの目標】認定看護師のメリット・デメリットを解説

投稿日:2018年8月30日 更新日:

認定看護師のメリットデメリット

こんにちわ!

リステージキャリア事業部 転職コンサルタントやまさん代理です。

 

前回ご紹介したケアマネージャー、主任ケアマネージャーもそうですが

どの世界にもプロはいます。

看護や介護の現場においては各資格保持者がそれにあたるわけですが、

その中の精鋭しか取得できない資格というものがあります。

例)ケアマネージャー → 主任ケアマネージャー

のような構図ですね。

 

 

 

今回は認定看護師について解説します。

認定看護師も構図イメージは

看護師 ⇒ 認定看護師

の位置付けになります。

 

認定看護師とは

認定看護師とは、日本看護協会が定める看護師認定審査に合格し、21ある特定の看護分野において、熟練した看護技術と知識を有することが認められた看護師の事を指します。

 

21の分野

21の分野については以下の通りです。

  • 救急看護
  • 皮膚・排泄ケア
  • 集中ケア
  • 緩和ケア
  • がん化学療法看護
  • がん性疼痛看護
  • 訪問看護
  • 感染管理
  • 糖尿病看護
  • 不妊症看護
  • 新生児集中ケア
  • 透析看護
  • 手術看護
  • 乳がん看護
  • 摂食・嚥下障害看護
  • 小児救急看護
  • 認知症看護
  • 脳卒中リハビリテーション看護
  • がん放射線療法看護
  • 慢性呼吸器疾患看護
  • 慢性心不全看護

すごく多い...!!

 

条件

看護師として5年以上の実践経験を持ち、日本看護協会が定める615時間以上の認定看護師教育を修め、認定看護師認定審査に合格することで取得できる資格です。審査合格後も経験を積み続け、5年ごとに資格を更新しています。

さらに詳しくは下項目で解説します。

 

認定看護師になるには

認定看護師になる道筋を詳しく書くと

  1. 日本国の看護師免許を有すること。
  2. 看護師免許を取得した後、実務経験が5年以上ある事(うち3年以上は認定看護分野の実務経験)
  3. 認定看護師教育機関(課程)修了(6か月・615時間以上)
  4. 認定審査(筆記試験)
  5. 認定看護師認定証交付・登録
  6. 5年ごとに更新(看護実践と自己研鑽の実績について書類審査)

というように文章だけみるとなかなか厳しいように見えます。認定看護師は特定の分野ごとに取得されるもので、各分野におけるスキルや知識を習得する必要があります。

 

ハードな研修期間

認定看護師になるための過程において、認定看護師教育機関での教育が必須となっています。

認定看護師教育機関は全国に100以上ありますが、「不妊症看護」「新生児集中ケア」「透析看護」といった教育課程を学ぶ場合は、それぞれ全国に1つしかないないので、その分野で取得を目指すなら引っ越しも辞さない覚悟が必要かも。

 

そして教育機関では6ヵ月以上の集中教育が必要です。

授業の時間は600時間以上、なかには臨地実習もあります。

学費もかかりますし、特に6ヵ月間は仕事ができない状況になることがなかなかきつい。

取得したなら確実に役に立つ資格なのですが、誰もが取得できる簡単な資格ではなく取得へのハードルは高いです。

福井県で引っ越さずに取得する分野は?

では福井県で引っ越しせずに取得可能な分野、教育機関の教育課程はと言いますと、

  • 手術看護
  • 慢性呼吸器疾患看護

 

の分野となっております。

 

実務経験

また教育機関へ通う為には特定分野を専門とした看護経験が“3年以上”必要です。

経験のない、足りない分野やの認定看護師にはなれないのです。

スペシャリストですからね。

当然といえば当然の規定でしょう。

 

 

認定看護師の大きなメリット

この難関を突破しますと看護業界、特に取得された分野においてはどこでも必要とされる人材になることができます。

 

医療機関によっては手当や役職が付くこともあり現在看護師として働いている方や、これから看護師を目指す人にとって、一つの目標ともなる資格です。

認定看護師は特定の看護分野において、以下の3つの役割を果たします。

  • 個人、家族及び集団に対して、熟練した看護技術を用いて水準の高い看護を実践する。(実践)
  • 看護実践を通して看護職に対し指導を行う。(指導)
  • 看護職に対しコンサルテーションを行う。(相談)

 

やはり相談や指導といった内容が組み込まれていますね。

 

がん治療の需要

認定看護師は20以上の分野で取得することができるので、幅広い分野でスペシャリストが存在します。

その中で現在取得、在籍が多いのは、「がん治療」関連分野と言われています。

 

多くの方がかかる恐れがあるがんは、治療も長く、手探りの治療も考えられるゆえにさまざまなケアが必要です。

がんに特化された医療のスペシャリストはどの医療機関でも必要としています。

がん治療は近年特に需要の高い分野と言えます。

 

そのほかの傾向

これに対し皮膚や排泄ケアの認定看護師や、感染管理の認定看護師も比較的多い傾向。

心不全や不妊症の分野の認定看護師は非常に少なくなっています。

取得人数の少ない分野を目指しても、需要の高い分野を目指してもキャリアップは間違いなしです。

 

まとめ

  • 看護師 ⇒ 認定看護師 の構図でステップアップが可能
  • 手当や役職が期待でき、とても需要がある
  • 難易度が高く、研修期間の長さや実務経験の長さなどが求められる
  • 福井県内で可能な教育課程は「手術看護」「慢性呼吸器疾患看護」

 

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