介護施設あれこれ

療養型編【介護施設あれこれ3】メリット・デメリットを看護師目線で解説

投稿日:2017年10月19日 更新日:

療養型のメリットデメリットを福井の人材紹介会社が紹介

こんにちわ!

株式会社リステージ・転職コンサルタント担当のやまさんです。

 

さて、前回・前々回に続き、【介護施設あれこれ~】第3弾いきます!

前回を読んでいない方は第1回目から読むことをオススメします。

 

では、第3回目スタート!

今回は公的施設の中の【介護療養型医療施設】に関して説明していきます。

 

介護療養型医療施設とは

一般的に『療養型』『療養病床』と呼ばれています。

原則として、要介護1~5の認定を受けていて、入院治療が必要な65歳以上の要介護者が入所する施設です。『療養型』は医療法人による運営がほとんどで、医療と介護の両方の支援が必要な高齢者が入院できる病院や診療所のことです。

介護施設の中でも長期的に回復期リハビリや手厚い医療ケアを受けられる、介護度の高い要介護者向けの施設です。一見、病院病棟に似ていますが、『特養』や『老健』と並び、要介護者の入居できる公共型の施設として位置付けられています。

施設内の特徴としては、病院のように相部屋がほとんどで、居室・浴室・トイレなどの共同設備、機能訓練室や診療室、食堂や共同リビングを兼用する共同生活室などで構成され、病院に併設されていることが多いです。

施設の配置基準は入居者100人に対して医師が3人、常勤の看護職員、介護職員はそれぞれ入居者6人に対して1人以上の配置が義務付けられていますので、医療機関としての色は他の介護施設に比べて強いです。

サービス提供の対象者によって、重度の要介護者向けの『介護療養病床』と、重度の認知症患者向けの『老人性認知症疾患療養病床』にわけられるのも特徴です。

『療養型』のイメージをわかりやすく伝えるなら、【医療機関の色が強く病院に近いイメージ】で医療ケアは充実しているので、回復リハビリや医療・看護ケア(胃ろう・吸たん)を必要としている方は安心の体制と言えますが、一方で【レクリエーションなどの生活支援は他の介護施設に比べて少ないイメージ】です。

 

看護師にとって療養型で働く上でのメリット・デメリット

医師や看護師の配置基準が高い

『療養型』は、入居者の医療ニーズが非常に高いので、他の介護施設よりも医師や看護師が最も多く配置されています。医師の配置基準は【入居者48人あたり1人以上】で、施設に少なくとも3人以上の医師を配置する必要があり、看護師は【入居者100人あたり17人以上】配置することが定められています。なので、『療養型』は今まで病棟看護師だった方にとっては、転職先として違和感が少ない環境といえます。

逆に、他の介護施設から『療養型』に転職される方にとっては、今までの環境よりも、医療従事者が多いという点からすれば安心感はありますが、医療ニーズが多く、要介護度も高めなので、入職から数ヵ月は慣れるまで、とまどいがあるかと思われます。

 

スキル面に関して

他の介護施設に比べると、医療行為が多いので、医療スキルを落としたくない看護師にはオススメの職場になります。主な医療ケアは、経管栄養や摘便・浣腸、喀痰吸引、膀胱留置カテーテル、24時間持続点滴などがあります。あと、医療行為は多いですが、生活支援が少ないので、レクリエーションなどが苦手な方にとっては良いかもしれないです。

 

処遇面に関して

給料に関しては、病院の病棟看護師と同じ程度の水準となっていて、介護施設の中でも高めの設定になってます。また、看護師による夜勤が定められているので、夜勤の回数は病棟勤務と同じくらいの頻度があり、夜勤手当を望まれる方にとってはオススメです。

 

看護スタイルに関して

急性期医療に比べて在院日数が長いので、一日の入退院の数も少ないことから、残業も少なくゆったりとしたイメージはあります。また、看取りの機会も多いので、ターミナルケアを経験したい方にとってはオススメになります。

 

介護療養型医療施設は廃止になるかも...!?

 

※注意【介護療養型医療施設は廃止になるかも...!?】

厚生労働省は2020年までに介護療養型医療施設を廃止する方針を打ち出しています。2012年以降から介護療養型医療施設の新設は認可されず施設数は減少傾向です。今も介護療養型医療施設のあり方は議論されていて、2015年4月の介護報酬改定に伴い介護療養病床の新タイプとして『療養機能強化型介護療養型医療施設』が新たに設けられました。今後も『施設から在宅へ』という介護の流れを受けて議論は続きますし、『医療保険型の療養病床』もしくは老健のなかでも医療ケアの充実した『新型老健』の検討が進むと思われます。なので、いきなり『療養型』がなくなるというわけではないですが、入職を検討する際には、施設の方針をあらかじめ聞いておいたほうが良いと思います。

 

以上、療養型編【介護施設あれこれ3】をまとめてみましたがどうでしたでしょうか。

次回は民間施設・有料老人ホーム編【介護施設あれこれ4】をお送りさせて頂きます。

 

余談ですが...。

先日【介護施設あれこれ1】の特養編を見て頂いた看護師さん(48歳・あわら市在住)から問い合わせがあり、相談に乗ったところ、病院病棟から特養への転職が決まりました!介護施設に興味はありながら、なかなか踏み出せず悩んでいらっしゃったみたいです。とても喜んで頂いたので、私も嬉しく思いました。できるだけリアルにお伝えできるように頑張っていきますので、今後もよろしくお願い致します。

では、また次回!

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