こんにちわ!
リステージキャリア事業部 転職コンサルタントやまさん代理です。
最近はめっきり冷え込んできましたね。
朝はお布団から出にくくなってきました(笑)
今年もあとわずかですが頑張っていきましょう!
さて、今回は今後の医療業界について書いてみようと思います。
前回は今後の介護業界ということで【2025年問題】をテーマに書きました。
当然、医療の業界にも2025年問題が存在しております。
超高齢化社会に向けて何をすべきか、何が起こりうるのかを熟考し国が大きく動き始めています。
それに伴い、医療の業界も変化していきますし、看護のニーズも多様化していくと思います。
なので、現状でご自身にどんな経験があり、今後どのようなスキルを求められていくのかなど、先を見通すことは良い職場を得るためには必須であると思われます。
近年大きく変わり始めていることといえばやはり、在宅医療と訪問看護が挙げられます。
2025年に向けて、地域包括ケアシステムの強化が進められています。
地域包括ケアとは
そもそも地域包括ケアとは。。
要介護の状態であっても『できるだけ住み慣れた環境や自宅で生活をしたい』と願う方が、必要な看護や介護のサービスを受けることができ、在宅で生活し続けることができるように地域全体で支える事を意味しています。
この仕組みや体制が地域包括ケアシステムと言います。
これにより在宅医療、訪問看護の重要性はますます高まっていくと思われます。
しかし現実は...
しかしながら。。
訪問看護の人手は全く足りておりません。
理由は、看護が必要な方の増加に看護師の増加が追いついていないという2025年問題そのものであることと、訪問看護において求められる看護師の経験やスキル、それ以外にも人としての質を求められているからだと思います。
求められる訪問看護のスキル
訪問看護は基本単独で行動し、ケアをします。
一人で訪問し看護をするため、緊急時の対応や患者の体調の変化の把握等により一層の責任が伴います。
サービスを受ける方の自宅で看護をするため処置がしにくかったり患者の生活サイクルを見極めなども必要となります。
また主治医はもとより支援センターやヘルパー、リハビリ職の方とも互いに連携が大事です。
円滑にケアができるようになるにはシステムはもちろん大事なんですが、一人の患者さんと向き合う時間も増えますし、たくさんの人を介するため、ざっくり言えばコミュニケーション能力が高めの方への需要が増加するでしょう。
これらをふまえると、ある程度看護師としての経験値やスキルがあり、社交性のある人材、責任感などといった質が求められるため人材の獲得が困難となっているのが現状です。
看護における人手不足の深刻さについて
人手不足は訪問看護に限ったことではないですが、看護における人手不足は深刻です。
看護師が増えなければ、看護師一人一人の仕事量は当然増えますし、社会全体で言えば看護医療を受けることができない方が出てくる事になります。
それゆえに健康寿命を延ばす事が重要と考え、生活習慣病予防、重症化予防、介護予防など予防の重要性が一段と増しています。
また女性の職場ですので結婚や出産を機に離職する方が多いです。
産後も家事に子育てにと仕事との両立が難しく就職できなかったり、やっていることは変わらないのに正職員扱いでなかったりといった事案もあります。
私どもがご紹介する『子育てに理解のある病院や施設』ではフレキシブルな出勤・退社時間があったり働き方の相談に乗ってくれるところも多々あります。
新卒看護師への教育体制やバックアップ、職場環境の向上、潜在看護師の方の再就職支援などの取り組みを促進している施設も増え始めております。
今後も看護師としての働き口はますます増大していきます。
しかし求められるものも専門化されたり、ゼネラリストを求められたり、社交性や心根を求められたりと多様になっていきます。
どうせ働くならより良い条件。。
例えば、給与、休みのとり方、仕事内容を得るためには何が求められているのかを知らねばなりません。
看護の今後の動向を見据えて経験値を上げる、スキルを磨く、知識を得る、転職・復職、を考えていってはいかがでしょうか?
今後の看護についてもリステージ